ブカレスト大学外国語学部日本語学科ブログ

ブカレスト大学の日本語学科のことを日本語で発信しているブログです。

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ルーマニア人のイースターの過ごし方

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ブカレスト大学日本語学科の2年生、アレクサンドラ・アマイストロアイエさんはルーマニア人のイースターについて書いてみました。ご興味のある方は是非お読みください。

ルーマニア人のイースターの過ごし方

ルーマニア社会では宗教が大事な役割を果たすので、イースターは重要になりました。クリスマスと共に、一番楽しみな祝日だと思います。

イースターの宗教的な意味はキリストの復活のことです。キリスト教ではキリスト様が人間の世界へいらっしゃった神様の息子さんだと思われています。天国へお帰りになる前、人間に処刑されて、3日間後に復活されました。そして、キリスト様の復活のお祝いはイースターになりました。二つ目の意味は自然に関係があります。イースターの頃は木の花が咲いたり、天気が暖かくなってきたりするので、春の初めと言う意味もあります。

ルーマニア人にとって一年間の一番素晴らしい時だと思います。皆休みがありますから、実家へ帰って、家族と一緒に時間を過ごすことが多いです。習慣が沢山あり、全国で人々は卵を染めたり、伝統的な料理を作ったり、イースターの夜に教会へ行ったりします。

卵の染め方は様々あります。一番シンプルな染め方は無地な一色です。これはとても簡単で、誰でもできるでしょう。そして、他の染め方は絵を描くことや小さな飾りで飾ることです。すごく美しくなりますが、そんな卵は食べられません。展覧会の展示や飾り物として使われています。

一般的な伝統料理はコゾナック(“cozonac”) やサルマーレ(“sarmale”) です。コゾナックとはパンの形をして、色んな中身がある甘いものです。サルマーレはロールキャベツのような食物です。ルーマニア人は毎年イースターのような大事な祝日の時作って食べます。

イースターの夜に教会へ行く人は多いです。そこでまず牧師様のお祈りを聞きます。真夜中になったら、牧師様は教会の外へ出てきて、教区民に「聖なる光」をさずけます。そして、人々は蝋燭を持って教会の回りを3回位回ります。いただいた聖なる光を持って家へ戻ります。

子供にとって、一番嬉しいのがイースターバニーだと思います。イースターバニーというのはイースターの時、子供たちにプレゼントをするキャラクターです。姿を想像したら、小さくて可愛いウサギのイメージをしています。

このようにイースターはルーマニア人にとって大事な祝日です。家族と一緒に楽しい時間を過ごし、春に行うので、天気も良いし、気持ちも良くなります。皆は休息ができて、そのあとリフレッシュして、日常に戻っていきます。

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日本の留学体験について

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ディアナ・ボルチャ
(3年生)

私はディアナ・ボルチャと申します。東京で一年間留学生活をしました。私は4年前にブカレスト大学に入学したとき、ひらがなもカタカナも知りませんでした。それにもかかわらず、「必ず日本へ行ってみせる」と固く心に誓いました。

一年、二年のときは、私の日本語力は不足していると思い、文部科学省の奨学金をもらうためのインタビューに行きませんでした。自信がなく、私より日本語が上手な学生がいて、私は不合格になるはずだと思っていました。しかし、三年が始まったら、勉強だけに集中しました。そして、いよいよ、今度こそ自信をもって、インタビューを受けました。
そして、一週間ぐらい待った後、結果が出ました。9月から早稲田大学に留学できることになりました。
9月12日に初めて来日しました。その時は夢のようでした。今でも覚えているのは、寮への途中でずっと「私は本当にここにいるのか」と考えていたことです。帰国した今の私も同じことを考えているのですが…。
2時間後へとへとになって寮に到着しました。安全措置の説明後、部屋の鍵をもらったとたん、「夢じゃない」と気がつきました。そこから私の経験が始まったのです。

Diana Borcea_2 Ianuarie 2014

留学生活の最初の一ヶ月ぐらいは、あたりまえの手続きを行いました。在留カード、健康保険証、銀行口座、学生証、(必要であれば)定期券など、それは日本で生活したい場合には必ず持たなくてはいけない書類です。このようなことは少し面倒くさいものかもしれませんが、楽しみもあると思います。例えば、市役所に行ったときに、「虹の会」というサークルのみなさんが道を教えてくれて、その機会に、たくさんの友達が作ることができました。待ち時間が長くても他の人と過ごすと、時間の過ぎ方の印象も変わると思います。ですから、あの日も楽しかったはずです。

9月の下旬に学期が始まり、3か月にわたって、私は選んだ科目を習得しました。漢字、文法、文学、文化、多様性の授業に登録したので、日本・日本語の魅力がすこしわかるようになりました。

学期の始まりと同時に、ルーマニアで始めていた茶道のお稽古を日本でも続けることにしました。週一回、横浜へ行って、森部社中に入らせていただいて、本物の茶室、道具を使いながら、日本人の方と一緒にお稽古を続けました。このように、私は普段の一週間を楽しんで過ごしました。

Diana Borcea Moribe shachu, Tea group

春休みの3月、ブカレスト大学日本語学科の同級生と一緒に京都・奈良・大阪へ旅行しました。今読んでいる方の中に、日本へ行きたい、または伝統文化がすきな方がいらっしゃったら、この三つはとってもお勧めです。とくに、京都をお勧めします。そこで同じ自国の同級生と再会して、お世話になりました。一週間後に帰って、あっという間に春学期が始まりました。

この時ほど、時間が早く流れてしまったと感じたことはありません。授業・茶道・毎日の大学への行き帰り以外にも、鎌倉時代の豊かな街に行って、一日ある神社で静かな時間を過ごして、帰りに満足感で満たされたこともあります。

料理も最高でした。寿司はもちろん、うどん、そば、肉まんも毎日食べたことがあります。キャンパスに食堂もありましたが、いつも込んでいて、そこよりむしろ、近くにあったLawsonというコンビニでピザまんとか春巻きとかを食べたら、満足でした。

初めて、自分のお金で茶道に必要な袱紗・古袱紗・懐紙を買ったときは幸せでした。

一方、苦しいこともありました。一つは、時々の寂しさです。毎日人間に囲まれていても、世界で一人ぼっちのような気持ちを感じる場合がありました。それは文化の違いのせいか、私たちの性格のせいかしらないですが、外国人なら感じるはずだと思います。二つは日本社会の厳しさです。それは言葉で説明するより、自分で試したら、わかると思います。

全体的に、日本で過ごした一年間はとても充実した経験だったと思います。それだけでなく、今日本語を使って仕事をしているので、日常生活にとても役に立っています。ですから、日本で勉強する機会をいただいて、日本の文部科学省とブカレスト大学日本語学科の先生方にはお礼の言いようもありません。

記事を読んでいただいて、ありがとうございました。


第19回日本語弁論大会

Posted by J-unibuc on

2015年3月14日にブカレスト大学中央図書館において、第19回日本語弁論大会が開催されました。今回のスピーチのテーマは「私をあらわす日本のことわざ」で、A部門(初級)とB部門(中上級)に分かれルーマニア国内の日本語教育機関から15名が参加し、日頃の日本語学習の成果を披露しました。

日本語学科からも、Toader Maria Lauraさん、Ciolca Raluca Mariaさん、 Bahudu Cristina Anamariaさんの3名が参加しました。

Poza Laura

Poza Raluca

Poza Anamaria
Photos by Tomonari Kuroda

参加者のレベルが高い中、B部門でCiolca Raluca Mariaさんが1位、Bahudu Cristina Anamariaさんは3位を果たしました。

ルーマニアで過去19年間に渡って行われている日本語弁論大会では、ブカレスト大学の日本語学科の学生が毎年、よい成績を残しています。弁論大会に参加した学生の中には、その後、日本へ留学する学生も多く、こうした弁論大会が学生の一つの目標となり、日頃の日本語学習の励みとなっています。

2人のスピーチの内容はこちらからご覧になれます。
Ciolca Raluca Maria 星は夜にしか見えない
Bahudu Cristina Anamaria 積み重ねること

Ciolca RalucaさんとBahudu Anamariaさんは弁論大会について感想を書いています。ご興味のある方は是非以下をお読みください。

チョルカ・ラルカ
(2年生)

日本語弁論大会に参加させていただきたいと思っていた理由は一つだけではありませんでしたが、今年のテーマは「私を表す日本のことわざ」だと聞いた時、大会に出ることが私の大切な目標になりました。日本のことわざを通して、自分の経験を伝えることができるだけではなく、日本文化と日本人の考え方をもっと勉強することもできると思いましたので、自分らしいスピーチを書くように努力しました。

いろいろなことわざを検討してから、「継続は力なり」ということわざについて書くことにしましたが、そのことわざは自分を表すのだけではなく、ボランティアとして知り合った子供たちの日常の努力も表しています。その子供たちはつらい経験を味わっていても、前へ進むように全力で頑張って、私の目にとても強く写りましたので、何が起こっても継続することがどれほど大切かと気づきました。それで、ブカレスト大学の代表として、その話を大勢の方々に伝える機会をいただき、日本語弁論大会は私にとってとても貴重な経験になりました。

書いたスピーチをうまく伝えられるようになるため、いろいろ考えなければならないことがありましたが、思ったより難しかったです。準備には大変なところもありましたが、先生方の指導をいただいたおかげで、アクセントやイントネーションやタイミングなどの練習しながら自分の気持ちや経験をちゃんと伝えるようになりました。

弁論大会の日に、とても緊張していましたが、応援してくださった方のおかげで、自分の力を見つけることができました。私の弁論のタイトルは「星は夜にしか見えない」でしたが、スピーチの後で、聞いてくださった方に「私も自分の人生を考えて、星が見えるようになりました」と言われて、こころから喜びました。障害にあったときでも、与えられたものに感謝して、自分の目標のために継続すれば、幸せになる力を見つけられるということを伝えるのは私のスピーチの大切な目的だったからです。

他の参加者の弁論を聞いて、自分のスピーチと共通している二つのアイディアがありました。一つは、難しい経験があっても、希望を失わないで、頑張らなければならないとのことです。そして、大切な人に思いやりの気持ちを持ったら、その気持ちは必ず自分へ返してもらうということです。その二つのアイディアがみなさんのこころを動かすことが最も大切だと私は思いました。このたびは、先生方を初めて、友達、同級生、応援していただいた方にこころより感謝しています。

バウドゥ・アナマリア
(2年生)

フランス語について話をして、その時の気持ちとなぜ外国語を勉強するのが好きだということを思い出しました。原稿を書いてからスピーチ本番まで、たくさんの練習を重ねました。先生方と手伝ってくれた皆のおかげで色々なところに勉強になりました。なので、このスピーチに出ることは本当に素敵だし、忘れられない経験になりました。

こういう公式の場所で、また、日本語でスピーチをするのが初めてでしたが、楽しかったです。スピーチの前、先生方を中心に色々な人が手伝って下さったので、心の中は感謝の気持ちでいっぱいです。そして、スピーチの時も先生方、クラスメート、友達、様々な観客が応援してくれたしおめでとうって言ってくれて、本当に感謝しています。スピーチをするのが好きになりました。これからも、いつかチャンスがあれば、またスピーチをしたいなあと思うようになりました(例えばTED トークとかです:) )。

この機会で、まだ日本に行くことができませんでしたが、この大切な夢を実現するため、コツコツ頑張りたいと思っています。

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