ブカレスト大学外国語学部日本語学科ブログ

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Posted by J-unibuc on

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ルーマニア語の外来語

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学部2年生のチョルカ・ラルカ・マリア(Raluca Maria Ciolca) さんはルーマニア語の外来語について作文を書きました。ご興味のある方は是非お読みください。


ルーマニア語の中の外来語―歴史の描写

今年の夏休みはドイツの友達がブカレストに来てくれて、ルーマニア人が話す時にいつも聞き耳を立てていました。ルーマニア語はフランス語とロシア語の混合のように言われたので、私は本当にびっくりしました。しかし、ちょっと考えてから、どうしてドイツの友達がこういう意見を持っているか分かりました。ルーマニア語はロマンス語で、フランス語に似ているのに、過去にいろいろな国の侵略者がルーマニアに来たから、外の国の言葉もルーマニア語になりました。

まず、ルーマニア語がラテン語から作られたころ、スラブの民族がドナウ川の北へ来ました。でも、ルーマニア人と戦争をしないで、徐々に結婚して、一緒に住んで、平和に生きました。だから、ルーマニア語の中のスラブ語からきている外来語は家族や農業や動物などについての言葉です。例えば、〝prieten‶というのはスラブ語から来た‶友達‶のことです。そして、‶a iubi‶という言葉もスラブ語からルーマニア語になった言葉で、 ‶愛す‶という意味です。でも、一番面白い外来語は‶Da!‶でしょう。ルーマニア語の感動詞は全部ロマンス語と同じなのに、‶はい!‶という意味を表すためにロシア語の‶Da!‶を使っています。

ルーマニア語の中の外来語はいろいろなトルコ語の言葉もあります。でも、トルコ語からきている外来語には、大きい違いがあって、戦争についての言葉もあるし、料理の名前もたくさんあります。ルーマニアは長い間オスマン帝国の属国で、オスマントルコといろいろな戦争をしたからです。例えば、‶敵‶をルーマニア語でトルコ語の‶dusman‶と言います。外の面白い例は‶ciubuc‶という外来語だと思います。オスマン帝国の属国の間ルーマニアは‶ciubuc‶という年貢を払わなければなりませんでした。でも、現代のルーマニア語で‶ciubuc‶というのは不正直なお金という意味になりました。普通に、ルーマニア人はトルコ料理が好きだから、いろいろな料理の名前がトルコ語からきている外来語です。例えば、‶musaca‶というのはポテトや豚肉で作った料理で、‶baclava‶というのはよく食べられているお菓子です。

私の友達がルーマニア語がフランス語に似ていると言うなら、それには理由がもう一つあるかもしれません。第一次世界大戦のあとで、ブカレストは小さいパリという名前でした。それに、その時代のルーマニア人はフランス人の生活にあこがれていたので、お金持ちはみんなフランス語を習っていて、社交界のイベントの時にいろいろなフランス語の言葉を使っていました。だから、ルーマニア語の中のフランス語からきていた外来語はファッションや建築学や文学などの用語です。例えば、普通の口紅の色は赤で、フランス語で赤を‶rouge‶と言いますから、ルーマニア語で‶ruj‶というのは口紅という意味なのです。それに、世界中で最初のジェット機はHenri Coandaというルーマニア人の技術者によって作られたのに、飛行機はルーマニア語でフランス語からきていた”avion”という外来語です。また、博物館という意味の”muzeu”とか大通りという意味の”bulevard”とか政府という意味の”guvern”は近代的なことだったので全部フランス語からルーマニア語になったのです。

最近、グローバリゼーションが益々大切になっているので、ルーマニア人はいろいろな英語の言葉を使ってきました。英語からきている外来語が普通にI.T.とかスポーツとか報道機関についての用語として使われていて、若者がみんなうまく使っていますが、年輩の人は意味がよく分かっていないこともあります。例えば、私はお祖母ちゃんと一緒にニュースを見ている時に、”hacker”というのはどういう意味だと聞かれました。また、スポーツなら、たくさんの外来語の発音は英語の言葉と違いますから、本当に可笑しいと思います。例えば、テニスの”game”という言葉をルーマニア語で”ghem”と言いますけど、ルーマニア語の昔から使われている”ghem”という言葉は毛のボールという意味です。たまに、若者はルーマニア語と英語の言葉を組み合わせて、友達とおしゃべりする時に文章の半分が英語で、変だと思います。それに、英語の使い間違いもあります。例えば、若者言葉の”epic”というのは、インターネットからきていましたから、ルーマニア語で”可笑しい”ということなのに、英語では絶大という意味です。

ルーマニア語に外来語があるのには歴史の理由がありました。ロマンス語の中でルーマニア語はラテン語に一番文法が近いのに、いろいろな遠い国の単語も使われています。でも、ルーマニア人に質問をしたら、英語からきている言葉以外に外来語は全部ルーマニア語と答えるでしょう。つまり、ルーマニア語はルーマニアの過去の描写だと思います。

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