ブカレスト大学外国語学部日本語学科ブログ

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チリビウ・ソリナ

Posted by J-unibuc on

「日の本」まで行った私の話

図1


ブカレスト大学三年生のチリビウ・ソリナと申します。奈良教育大学で一年間留学しました。
子供の頃から日本に興味を持っていて、日本に留学するのは夢でした。それで、2015年の秋、海を渡って、日本の空気を吸い込むことがやっとできた私はとても幸せでした。「よし!やっと、本物のラーメン食べられるよ!」と思いました。一年間、日本のあっちこっちのラーメン屋さんに行ったり、有名な横浜ラーメン博物館まで行くことも出来ました。

図2


もちろん、留学生活は、ラーメンを食べることだけが全てではありませんでした。奈良教育大学のおかげで、相撲や歌舞伎、文楽を観に行ったり、日本文化を味わうことが出来たと思います。そして、高校の時から落語に興味を持っていましたので、奈良教育大学での研究テーマは上方落語にしました。上方落語は独特な特色を持っていて、非常に魅力的なので楽しく情報を集めました。ルーマニアで上方落語を実際に視聴する機会があまりなくて、日本でそれが出来て、とてもいい経験になりました。
学習旅行でも土器の作り方とか他の色々なこともたくさん習って、素敵な人にも出逢うことができました。
友達と一緒に旅に出たこともたくさんありました。それぞれの旅から新しいことを学びましたが、日本の祭り(例えば 葛城市のダンジリ祭り、奈良の春日大社のおん祭りという夜に行う祭り、祇園祭りなど)に参加できたり、旅館に泊まったり、温泉に入ったりして、美しい景色にいやされることも多かったです。日本に行く前にしたかったことが大体全部できたので、日本に感謝しています。
 
授業や留学プログラムのイベント以外に、奈良教育大学の演劇部(キラキラ座)に入って、日本の演技法を習いました。最初は裏方として活動しましたが、今年の7月、新人公演に出演することになりました。日本の神様の役をやらせていただいて、私にとって本当に印象に残った体験でした。そして、部活で友達もできたので、素晴らしいところに連れていっていただいたり一緒に遊んだりして、かけがえのない思い出もたくさん作りました。

図3



日本に行って、周りをよく観察したら、様々なことに気づきましたがこれだけは言いたいです。ステレオタイプやイメージにこだわるのはだめだと思います!「日本人はシャイ、日本人はまじめすぎる、日本人は全員こうだ」というと、勘違いやコンフリクトなどが生まれる可能性が高いと思います。ステレオタイプやイメージを簡単に消すことは出来ないかもしれないが、それについて少し考えてほしいです。ある国のステレオタイプにこだわると、その国の人をわかることが出来なく、相手を傷つけることも多いでしょう。従って、日本人だけではなく、他の国籍の人々にもステレオタイプにこだわるのがよくないと思います。日本では他の留学生の友達も作れて、世界の色々な文化に触れ合うことが出来たので、心を広げることがどれだけ重要なのかがわかりました。
今後、日本語も日本文化もしっかり勉強し続けて、いつか日本で活躍したいので、夢に向かって一生懸命頑張りたいと思います。

図4